さて、今日は自分が普段易に委ねる際のルーティーンと来年を占った結果をお伝えしたいと思います。そしてそれを以て今年を締めたいと考えています。
易とは易経のことで、これは前回お伝えしたとおり中国の四書五経にも数えられる占い本とも言われる書物です。陰陽と8つの卦を組み合わせた計六十四卦からなる易は、諸行無常の流れの中で対象がどの位置にいるのかを示してくれます。人間が生きている時間のうち、ほとんどは無意識によってコントロールされています。易は無意識と交信して対象の状況を表象に出すというのが根本の原理です。ここで私が対象という言葉を使う理由は、占われる対象が人、文化、国、自然物、などさまざまであることからそうしています。
具体的な方法はネットなどに載っていますが、私は3枚のコインを使っています。なるべく無意識を表に出せるように瞑想から入り、瞑想中にコイントスをして組み合わせを作っていきます。表3枚なら陰、表2枚なら陽といった具合に計6回投げて、六十四卦のうち、どの卦に相当するのかを見ます。
私の場合、12/30では、地風升、変項は山風蠱となりました。それぞれの解釈を順番に紹介したいと思います。まず地風升。これは上の卦(地)と、下の卦(風)、この卦の名前(升)から構成されたものです。字の如く風が地に覆われている形を表しています。地は揺るぎない不動を象徴し、風は慌ただしく動きのある状態を表しています。この卦から導き出される直訳は、外に向けては静かに対応し、内面では働くことを怠らず淡々と努力を続ければ、次第に吉に導かれる。というのが1つの解釈です。そしてその結果風が地に影響して山へと変化を遂げる。これが、変功までを含めた流れの解釈です。
地風升の詳細はさらに詳しいこの時期に取るべき行動まで説明しています。例えば、良い師に順うこと、徳を積むこと、進化を急がないこと、努力をやめないこと、諦めないこと、小さく長く続けること、などが挙げられています。卦によって大吉が近いかどうかという流れの中でのピークとの距離を教えてくれているものもあり、それによると地風卦はピークの直前、大吉はすぐそこに、、、といってくれています。正直とても励まされました。2024年下半期はあまり動きがなくコツコツと練習を積むことしかできなかった、、、といえばないものねだりですが、普段アクティブな私にとっては下半期は期待に反して地味でした。この易から、わかりにくい努力を淡々と続けることが大きな根を張ることにつながっていると改めて教えられました。
さて、来たる2025年、地を体で表現し、風をうまくコントロールできるかが課題ですね。最強になってやる、という意思を隠すべし!!!コツコツ。頑張ろう!来年どこかで、大きな風を起こし山に息吹かせる、その時まで。
よかったらみなさんも易に挑戦してみてください!
良いお年を🎍
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